ホーム > リング > リング最新紙面記事

ケアCC優勝!ノア秋山から3冠奪回だ

諏訪魔(上)にバックドロップを見舞う太陽ケア
【拡大写真はコチラ】
諏訪魔(上)にバックドロップを見舞う太陽ケア

 「全日本」(7日、後楽園ホール)

 アキヤマ、オマエ、ツギ!春の本場所、チャンピオン・カーニバル優勝決定戦は、太陽ケア(36)が諏訪魔(35)との生え抜き対決を制し、6年ぶり2度目の栄冠を手にした。ケアは、新日本と合同で開催される創立40周年記念大会(7月1日・両国国技館)で、ノアの秋山準(42)に流出したままの至宝・3冠ヘビー級王座に挑戦することが決定的になった。

 2006年と同じ顔合わせとなった優勝決定戦は、そのときと同じ結末を迎えた。今年1月には全日本のコーチに就任。準決勝で対戦した永田裕志も「うまい」と認めたケアの技術がものをいった。

 5分過ぎ、爆弾を抱える諏訪魔の首にネックブリーカードロップ2連発、チンロック、ギロチンドロップ2連発で攻撃開始。首に集中砲火を浴びせ、ラストライドの切り返しもフロントネックロック、すくい投げの切り返しも、飛び付きDDTと首攻めを貫いた。

 終盤、諏訪魔の大技攻勢をしのぐと、ラストライドを着地してタイガードライバー’91。故・三沢光晴さんがここ一番で解禁した大技に、場内がどよめいた。決定的なダメージを負った諏訪魔に波乗りスープレックス、ラリアート、バックドロップとたたみかけ、TKOで引導を渡した。

 「また世界で一番大きい山に登り詰めることができた」と感慨にふけったケアは「アキヤマ、オマエ、ツギ!」とアピールした。昨年11月27日にはノアの有明コロシアム大会で挑戦したが、奪回に失敗。今年のカーニバルにあたっての最大のモチベーションは「3冠への挑戦権がかかっていたこと」だった。

 前回はアウェーだったが、次はホーム。ケアは「全日本はミーの場所、全日本のベルトはミーのベルト」と、生え抜きのプライドを漂わせた。

(2012年5月8日)

ソーシャルブックマーク・RSS・google+1・twitter・Facebook

オススメリング写真ニュース






Copyright(C) 2011 デイリースポーツ/神戸新聞社 All Rights Reserved.
ホームページに掲載の記事、写真などの無断転載、加工しての使用などは一切禁止します。ご注意下さい。
当サイトは「Microsoft Internet Explorer 4.x」「Netscape Navigator/Communicator 6.x」以上を推奨しています
Email : dsmaster@daily.co.jp