大売れnWoTシャツ代で一銭も入らず

 もうすぐ平成が終わる。平成とともにプロレス人生を歩んできたプロレスラー、蝶野正洋が平成のプロレスを振り返った。今回は大ブームを巻き起こしたnWoTシャツについて語る。

  ◇  ◇

 前回は自分がnWoに飛び込むため、WCW所属になったところまで話をしたが、今回は話を進める前に、大ブームを起こしたnWoTシャツのことを話そう。

 あのTシャツは売れに売れた。30万枚とか40万枚とか、アパレル業界のTシャツ短期販売の記録を作ったそうで、アパレル業界からもプロレスがすごいことになっているという記事が出たぐらいだった。当初は新日本プロレスが限定で売る計画だったのが、WCWが新日本の外でも売ってしまって、あのTシャツが町中にあふれることになったんだ。

 とにかく、新日本とWCWはどかっと潤った。新日本はそれでバスを買い換えたんだから。だけど、自分らには一銭も入らなかった。ガッデム!いろんなところから聞くと、nWoはアパレルの大手やデザイナーと組んでいたそうで、スーパースターのハルク・ホーガンあたりがマネージメントしているから、権利関係がしっかりしていたんだ。

 自分らにも少しぐらいボーナスが出てもいいだろう、という思いはあった。でも、そこは自分でやるしかないだろうと考えて、版権のこととか勉強して、今はアリストトリスト(自身のファッションブランド)をやっているんだけどね。

 前回、nWoは自分が始めた狼群団と同じことをしていると話したけど、それは簡単な最初のアイデアとか方向性だけだった。自分はよく分からずに動いていたけど、向こうはホーガンとかがビジネスとしてしっかり組み立てて、マーチャンダイジングをして、きっちりお金にしていた。見ていて、こっちとは大きくなっていく形が違うと感じて、すごいと思ったよ。(プロレスラー)

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