「なでしこＬ、ＩＮＡＣ神戸１‐０伊賀」（２１日、ノエスタ）

　ＩＮＡＣ神戸が伊賀を１‐０で下し開幕５連勝を飾った。左ふくらはぎ筋挫傷でＭＦ澤穂希（３４）が欠場。前半３４分にＦＷゴーベルヤネズ（２４）が挙げたゴールを守り切った。ＩＮＡＣ神戸は昨季から続くリーグ戦連続無敗記録を４２に伸ばした。日テレは岡山湯郷と０‐０で引き分け、開幕からの連勝は４で止まった。

　女王の姿はどこにもなかった。低調な試合に主将のＦＷ川澄は「内容の全くない試合。私たちはただ勝つだけでいいチームではない。積み重ねられた部分がなかった」と、ぶ然とした表情で振り返った。

　ＭＦ澤が１３日の岡山湯郷戦で左ふくらはぎを痛め、リーグ戦では昨年４月の大阪高槻戦以来となる欠場。石原監督が「全体のバランスが格段に違った」と嘆いたように、大黒柱不在の影響がピッチにはっきり表れた。

　前半３４分、ＦＷゴーベルヤネズの今季７点目となるゴールで先制するが、前半に放ったシュートはこの１本だけ。試合を通じても３本と伊賀の５本を下回り、攻撃の迫力不足は明らかだった。

　次戦は敵地で３位仙台と無敗同士の一戦。澤について「ランニングは始めている。来週末にいけたら」と指揮官。エースの復帰が待たれる。