“高倉なでしこ”初女性監督誕生秒読み
リオデジャネイロ五輪出場を逃したサッカー女子日本代表の次期監督に、U-20女子代表監督の高倉麻子氏(48)が就任することが25日、決定的となった。日本協会が、都内で新体制となって初めての女子委員会を開催し、今井純子委員長は、佐々木則夫前監督の後任について「一本化した」と明言。26日にも交渉に入り、“高倉なでしこ”誕生は秒読みとなった。
同委員長は、高倉氏について「候補の一人」と話したが、6月2日と5日には米国代表との国際親善試合が予定されており「なるべく早く決めたい」と語った。26日に田嶋会長に方針を報告した上で、本格交渉に入る。
高倉氏が率いるU-20代表は、11月にW杯(パプアニューギニア)を控えるが、女子委員会が次期監督に求める項目は「世界基準を知る」、「若手世代の登用・融合ができる」など。14年のU-17女子W杯で日本を初優勝に導いた指揮官は“条件”に合致しており、次世代のなでしこを育てるべく、現職との兼務なども考慮に入れて交渉にあたる見込み。就任すれば、男女のA代表を通じて初の女性監督となる。