阪神・田面に戦力外通告…ドラ3から育成の星へ“ポスト球児”目指した5年間
阪神が田面巧二郎選手に戦力外を通告しました。藤浪晋太郎がドラ1だった2012年のドラ3は、一度は育成契約となりながら再びはい上がり注目を集めました。タテジマで“ポスト球児”を目指した苦労人の5年間。
公開日:2017.11.7
阪神からドラフト3位で指名されたJFE東日本の田面巧二郎投手(21)が1日、千葉市内の同社で佐野統括スカウトらの指名あいさつを受けた。社会人時代に鍛え上げた太もも69センチは、入団時の井川や榎田を超える“太もも界”最大級の数値。担当の菊地スカウトは、1年目から中日・田島のような活躍に太鼓判を押した。
ドラ3田面“鋼の太もも”井川以上や
「自分はただ太いだけかもしれませんが…ジーンズも入るのは限られてきますね。昔はもっとボテッとしていたんですが。トレーニングで下半身の使い方をやってきたり、走り込みをしてきたからだと思います」
ドラ3田面“鋼の太もも”井川以上や
阪神投手では、在籍時の井川の70センチ、最近では榎田の67センチが出色。榎田はそのパワーを生かし、1年目から62試合に登板する鉄腕ぶりを見せつけた。他球団では新人時代の巨人・沢村が65センチ。大事な下半身の強さを示すバロメーター。強固な土台を支えに、田面は1年目からの活躍が保証されたようなものだ。
ドラ3田面“鋼の太もも”井川以上や
阪神からドラフト3位指名されたJFE東日本の田面巧二郎投手(21)が21日、千葉市内で仮契約を結んだ。契約金6000万円、年俸840万円。剛速球と宝刀フォークが武器である右腕は“ポスト球児”に名乗りを上げ、本格化する抑え、セットアッパー問題に食い込む意気込みだ。
剛速球ドラ3田面“ポスト球児”名乗り
「藤川投手のような選手になりたい」
剛速球ドラ3田面“ポスト球児”名乗り
テレビ越しに見ていた藤川の姿を自身に重ねる。「フォークで三振であったり、真っすぐで空振りであったり、ピンチの場面でしっかりと抑えていく。強い気持ちで投げ込み、真っすぐも変化球もある。(藤川が)目標です」。そして、頭で描く自分の未来形だ。
剛速球ドラ3田面“ポスト球児”名乗り
阪神のドラフト3位・田面巧二郎投手(22)=JFE東日本=が6日、千葉県市原市のJFE東日本犬成球場で自主トレを公開した。
ドラ3・田面は何事も「1」にこだわる