阪神・田面に戦力外通告…ドラ3から育成の星へ“ポスト球児”目指した5年間
阪神が田面巧二郎選手に戦力外を通告しました。藤浪晋太郎がドラ1だった2012年のドラ3は、一度は育成契約となりながら再びはい上がり注目を集めました。タテジマで“ポスト球児”を目指した苦労人の5年間。
公開日:2017.11.7
続く2軍暮らし…フォーム固め実らず育成契約に
【2013年11月4日デイリースポーツ紙面より】
阪神・田面巧二郎投手(22)が3日、鳴尾浜のブルペンで3日連続の投球練習を行い、110球を投じた。秋季練習ではほぼ毎日ブルペンに入り、投球フォームを固めることを誓った。
「以前に比べたら、フォームが固まってきた。自分の思うようなボールが投げられるようになってきました」
(中略)
この1年間、見守ってきた湯舟2軍投手コーチは「10月半ばから力強さを感じるボールの数が増えてきた」と成長に太鼓判を押す。今後も連日のブルペン投球で感覚を養わせる方針だ。
残念ながら2年目も1軍昇格なし、2軍でも目立った成績を残せず、育成契約となってしまいました。
厳しいプロの世界、やはり結果を出さねば注目もされません。育成契約となってからは、デイリースポーツに田面の名前が登場する機会も激減。2015年は、小さな記事が時々登場するぐらいで終わってしまいました。
金本新監督が就任、秋季キャンプ初日の“失敗”糧に!
2015年、阪神に金本晋監督が就任。例年以上に注目が集まった秋季キャンプ初日、久々に「田面」の名前が記事に取り上げられました。ただし、不名誉な形で…。