阪神・大和、FAでDeNA移籍…今まで虎でプレーしてくれてありがとう!
阪神からFA宣言した大和内野手が、DeNAに入団することが決まりました。2018年からは同一リーグで戦う敵に…。悲しいけれど、幾度となくチームの窮地を救ってくれた“虎の大和”の雄姿を振り返ります!
公開日:2017.12.3
「ヤクルト3-9阪神」(29日、神宮)
大和V打!いきなり大暴れ4安打発進
つかんだ場所は決して放さない。「とにかく目の前のことを考えて、ぶっ飛ばして行きたい!」。阪神・大和が宣言通り、いきなり5打数4安打と超全開の大活躍。虎に2013年の初勝利をもたらした。
「何としても点が欲しい場面で打てて良かったです」。チームに漂い始めた暗雲を、ひと振りで払った一打。塁上で「思わず出てしまった」というガッツポーズと浮かべた満面の笑み。それが価値の大きさを物語った。
大和V打!いきなり大暴れ4安打発進
「阪神1‐0DeNA」(29日、甲子園)
大和50犠打、サヨナラお膳立て
劇的勝利に酔いしれる輪の中で、仕事人の笑顔がはじけた。延長十回、阪神・大和の今季50個目の犠打が、その後のサヨナラ勝ちにつながった。「あの場面で1球で決められて良かったです」
きっちり走者2人を送った自己犠牲。今季主に2番を務める男が、積み重ねた数字は「50」の大台に乗った。阪神でのシーズン50犠打は88年・和田監督、10年・平野に次ぐ3人目の快挙だ。
大和50犠打、サヨナラお膳立て
「阪神4-3広島」(21日、甲子園球場)
大和が劇勝呼んだ!同点打&千金二塁打
一目散に駆け寄った。2試合ぶりにスタメン復帰した阪神・大和が2安打をマーク。サヨナラの本塁を踏んだ瞬間、ヒーロー・高山の元へダッシュし、満面の笑みを見せた。
先頭で迎えた九回。広島守護神・中崎が投じた最速147キロの直球を2度ファウルでしのぎ、カウント1-2。打者不利な状況だったが、5球目の124キロ変化球を捉えた。打球は左中間フェンスを直撃。二塁へと達した。
大和が劇勝呼んだ!同点打&千金二塁打
長打性の当たりにも「あそこ止まりでしょ」と苦笑。甲子園初アーチとはならなかったが、高山のサヨナラ打を呼び込んだ。