日本人初の9秒台に一番近い男!サニブラウンの素顔に迫る

続々と有力選手が登場し「日本人初の100メートル9秒台」の実現時間の問題。中でも最も近いと思われるのが、日本選手権で2冠を達成したサニブラウン・ハキーム。過去の記事を振り返り、その素顔に迫ります。

公開日:2017.6.26

2017年5月22日付デイリースポーツ紙面より

 「陸上・セイコー・ゴールデングランプリ川崎」(21日、等々力陸上競技場)
 男子100メートルはケンブリッジ飛鳥(23)=ナイキ=がリオ五輪銀メダリストのジャスティン・ガトリン(35)=米国=に迫る走りを見せ、10秒31(向かい風1・2メートル)で2位に入った。ガトリンが10秒28で優勝。3位に抜群のスタートを見せた多田修平(20)=関学大=、4位にはサニブラウン・ハキーム(18)=東京陸協=が入った。

ケンブリッジ、ガトリンに肉薄2位「力が入った」 風に恵まれず10秒31

 中盤からガトリンに並びかけたケンブリッジだったが「少しイケるかなと思って、力が入ってしまった」と、残り20メートルから突き放されて2位。強い向かい風でタイムは平凡に終わったが、それでもリオ五輪の準決勝で完敗した相手に0秒03差に迫る内容に「(リオ五輪)銀メダリストとああいう走りができたのは多少自信になる」と手応えを口にした。

ケンブリッジ、ガトリンに肉薄2位「力が入った」 風に恵まれず10秒31

そして一気に主役へ…いつ出るか9秒台!

サニブラウン2冠!200mも勝ち世陸内定 03年末続慎吾以来の快挙

リオ五輪断念という悔しさをもバネに、一気に日本短距離界の主役に躍り出たサニブラウン・ハキーム。その壁をいつ破るのか。「その時」はそんなに遠くありません。日本スポーツ界の歴史に残るその瞬間を見逃すな!

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