陰の存在からイッキ主役に!フィギュア坂本花織のシンデレラストーリー
混戦とされたフィギュアスケート女子の平昌五輪代表に、宮原知子とともに選出されたのは坂本花織でした。活躍しても誰かの陰に隠れるような形だった彼女が急成長を遂げ、主役に踊り出るまでのシンデレラストーリー。
公開日:2017.12.26
優勝はSP首位の坂本花織(16)=神戸ク。ジュニアデビューの山下真瑚(13)=グランプリ東海ク=が3位に入り、日本勢が表彰台を独占した。
本田真凜 涙のフリー1位で会心2位 日本勢3選手で表彰台独占
優勝した坂本は「うれしい気持ちでいっぱい」と感無量。一昨年の全日本ジュニア選手権や8月のジュニアGPシリーズフランス大会など、2位が続いていたと言い「なかなか1番になれなかった。優勝ってこういう感じなんだって思い出せました」と笑顔で振り返った。
ジュニアGP女子 日本が表彰台独占!坂本がV
優勝したものの、大きく扱われたのは2位の本田真凜でした。しかし坂本はこの後、グングンと注目度を上げていきます。
全日本ジュニア選手権でV!五輪代表候補に名乗り
「フィギュアスケート・西日本選手権」(29日、京都アクアリーナ)
坂本花織ノーミスV「波に乗れている」全日本ジュニアもV狙う
ジュニア女子フリーが行われ、12月のジュニア・グランプリファイナル(マルセイユ)に出場する坂本花織(16)=神戸ク=がフリーでもトップの127・34点をマークし、合計193・59点で優勝した。
「波に乗れているので、このまま全日本ジュニア(11月18日~、札幌)で優勝したい」
坂本花織ノーミスV「波に乗れている」全日本ジュニアもV狙う
「フィギュアスケート・全日本ジュニア選手権」(19日、月寒体育館)
坂本 SP 全ジャンプ成功させ“自己ベスト”で首位発進
男女のショートプログラム(SP)などが行われ、女子はジュニアGPファイナル(12月、マルセイユ)へ進んだ3選手が激突。今季、同GP日本大会で優勝した坂本花織(16)=神戸ク=が、国際スケート連盟(ISU)非公認大会ながら67・45点の“自己ベスト”を出し、首位に立った。
繊細さと大胆さ。坂本の2つの個性が開花した。3回転フリップ-3回転トーループなど、すべてのジャンプに成功。演技後は「足が震えて収まらへんと思った」と、かわいい関西弁で振り返った。「楽しむしかない」と開き直り、ISU公認の自己最高を2点近く上回った。
坂本 SP 全ジャンプ成功させ“自己ベスト”で首位発進