東京五輪50年 あの人も50歳
日本晴れの青空に航空自衛隊の飛行隊「ブルーインパルス」が5つの輪を描き、祭典は幕を開けた。1964年10月10日。国立競技場での開会式の様子を、いまもまぶたに焼き付けて忘れない人々が多くいる。
古関裕爾作曲の高揚感あふれるマーチが耳に残り、そわそわしたと母は話した。筆者は、というと、生後2カ月のため残念ながら記憶にない。あれからもう半世紀。第18回夏季オリンピック東京大会から、今年で節目の50年目を迎えた。
各メディアで何かと特集が目につく。モノクロの映像に違和感を覚えるのはなぜだろう。自分たちがオンギャアと生まれた昭和の時代の物語は、そんなに遙か遠い昔の出来事なのか。あの人もこの人も、そういえば50歳‐。
【1月生まれ】
ジミー大西 津久野の駅で会ったかもしれない。
ニコラス・ケイジ 元気です。
【2月生まれ】
出川哲朗 元気です。
ハイヒールモモコ ひき逃げ事故は大災難。
【3月生まれ】
江國香織 直木賞を獲ってます。
角居勝彦 異能の調教師。
【4月生まれ】
永島昭浩 ガンバ、ヴィッセルで活躍。
加藤哲郎 ロッテの方が強い!
【5月生まれ】
ひかる一平 1年遅れて「3年B組金八先生」。
枝野幸男 雌伏の時…。
【6月生まれ】
薬師丸ひろ子 玉川大学の競争率が瞬間的に急上昇。
畠山準 我らの日本一投手です。
【7月生まれ】
太田光代 著書に「奥様は社長」。
井川意高 この方も著書が無茶苦茶おもしろい。
【8月生まれ】
麻生祐未 大阪府出身。
伊藤麻衣子 不良少女と呼ばれた。いまは「いとうまい子」。
【9月生まれ】
キアヌ・リーブス 最近メタボのうわさも。
三原じゅん子 自民党の女性局長。
【10月生まれ】
橋本聖子 「聖火の年」だから聖子…というのは有名。
山口智子 ほぼ昔のまま変わりません。
【11月生まれ】
ドワイト・グッデン ご存じドクターK。
杉田かおる こちらは同時進行の「3年B組金八先生」。
【12月生まれ】
恵俊彰 いまや「お昼の顔」です。
山口香 YAWARAちゃんと言えば彼女だったのでは?
1964年生まれの著名人を、月別にざっと書き連ねてみた。
学齢をたどると大阪万博の頃に小学校へ上がり、2度のオイル・ショックを経て80年代に学生、就職と青春期を過ごした世代。
バブル期に逸話をお持ちの方も多いようだ。ただし、親世代が昭和ひとケタ生まれであるせいか、基本的には質実を是とする気質ではないだろうか。一部を除き、そんな顔ぶれが並んでいるように思う。
2度目の東京五輪が開催されるのは6年後。再び古関マーチは響くのか。節目の50年目を越えて、あの人もこの人も「今度こそ記憶に…」との思いで待つ祭典となる。
(デイリースポーツ・善積健也)
編集者のオススメ記事
コラム最新ニュース
もっとみる【野球】谷佳知&亮子夫妻の息子2人がアイスホッケーから野球に転向した理由 コロナが分岐点 目標はプロ野球選手
【野球】ヤクルト最大懸案事項である駒不足の先発問題の現状とは? 「4枚足りない」と高津監督も危機感あらわ 8人でローテを回す想定
【芸能】レオス・カラックス、最新作「イッツ・ノット・ミー」を語る「私自身がものすごくカオス。この映画はカオスがそのまま生きて描かれている」
【サッカー】なぜ起きた?J1広島新外国人の出場違反問題 クラブに落ち度もAFC対応疑問
【野球】ロッテ「初球ストライク率アップ」の狙い 新テーマ課した理由を建山投手コーチが語る
【スポーツ】大相撲春場所で番付表ブックカバーを自作、無料で持ち出しOKの古い番付表を利用
【ファイト】なぜ藤波辰爾の西村修さんへの弔辞が涙を誘ったのか 18年間もの絶縁から2人を師弟関係に戻した「無我」の2文字
【野球】「若いうちに3年後、5年後の自分を考える時間があった方がいい」大学准教授になった元楽天・西谷尚徳さんの願い 現役時代から二刀流で学ぶ