【野球】阪神・江越、今季は2軍でブンブン丸も「甘い球を一発で仕留める」
和製大砲候補と呼ばれ続けている男が阪神にいる。3年目の江越大賀外野手(24)。昨季は出場4試合連続本塁打の離れ業を達成するなど、7本塁打、20打点をマークした。だが、今季は2軍暮らしが続く。このまま終わるわけにはいかない。「好球必打」で、1軍昇格を目指す。
パワーは十分にある。足も速い。そして守備もうまい。後は確実性だ。9月5日時点でのウエスタン・リーグ成績は60試合に出場。打率・171、6本塁打、22打点となっている。打率はここにきて上昇してきたが、まだ1割台。一時は1割を切っていた。
8月25日からの同オリックス3連戦(舞洲サブ)。3試合ともスタメン出場して、計9三振という結果を残してしまった。3連戦2戦目の26日は4打席4三振。江越は「追い込まれる前に仕留めないといけない」と反省を口にしていた。
元々空振りが多い選手だった。当てにいく打撃は決してしない。「空振りをしないようにすると、体が前にいってしまう。それが一番ダメなんで」。三振を怖がるあまり、打撃フォームを崩すことだけは避けなければならない。
だから、「甘い球を一発で仕留めること」が重要だと江越。空振りやファウルで追い込まれて、最後は変化球にバットが空を切る-。このパターンを繰り返した結果、今季2軍ではチーム2位の94三振(9月5日現在)を記録。打席数は237なので、3打席に1回は三振はする計算となる。
それでも、「三振を減らそうとしているわけではない」と江越。三振も当てただけの凡ゴロも、一つのアウトに変わりはない。大事なのは甘い球を一発で仕留めることだ。そうすればおのずと三振の数も減ってくる。打者不利のカウントになる前に、打てる球を確実に捉える。(デイリースポーツ・山本航己)
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