【野球】CS初逸の1軍巨人、鯉出身の内田2軍監督は「量で質を作る」を踏襲

 1日に11年ぶりのBクラスが決まり、球団史上初のCS出場を逃した巨人。一方で2軍は3年連続26度目のイースタン・リーグ優勝を果たした。1軍では若手野手の台頭が乏しかった中、2軍では勝ちながら、ドラフト1位・吉川尚など若手の育成を図った。

 後半戦から指揮を執った内田2軍監督は、今季2連覇を果たした広島で2軍監督、打撃コーチを経験。「広島の時から言ってきたのは、量で質を作るということ」。2軍監督就任以降、試合後にも若手中心にひたすらバットを振らせることを徹底してきた。「少しずつだけど、レベルは上がってるのかな」と手応えも口にする。

 中でも、2軍ではチームで一番多く打席数を与えられてきた吉川尚には成長を感じたという。体も一回り大きくなり、長打力も上昇。「打撃は体ができてきて、スピードも上がってきてる。伸びしろがある」と目を細める。定評のある守備も「ワンプレーで併殺を取ったり、ピンチを救ったりしてくれた」と後半戦の貢献度を語った。1軍での出場は5試合。3日の最終戦ではプロ初安打、初猛打賞をマークしたルーキーに「これから先も楽しみ」と期待を口にした。

 3年前のドラ1・岡本は開幕1軍で先発を勝ち取ったものの、選球眼に課題が見えるなど15試合で打率・194。シーズンの大半を2軍で過ごし、同監督は「どんどん伸びないと。本心だと、俺の描いてる中の半分ぐらい」と求めるものが高い故に、あえて厳しい言葉を送る。

 本人に責任感を持たせるためにも、同監督は2軍帯同時の全試合で4番を任せた。今季イースタンでは96試合で打率・270、10本塁打。「あれだけ出て10本はね。(球を)つかまえたら飛距離が出るパフォーマンスは持ってる。(コーチ陣などから)アイデアをもらったものを生かせるように。期待はものすごいしてるんだよ」と21歳への思いは熱い。

 チーム再生へ向けても不可欠な、若手の台頭。26日にはドラフト会議もあり、来季への新戦力も増えるが、現存若手野手が頭角を現すことができるか注目していきたい。(デイリースポーツ・田中 哲)

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