MF香川“最高齢ジャパン”に反論「経験ある選手が絶対重要」
「サッカー日本代表合宿」(3日、ゼーフェルト)
サッカーのW杯ロシア大会に臨む日本代表は3日(日本時間4日未明)、オーストリア・ゼーフェルトで直前キャンプを開始した。MF香川真司(29)=ドルトムント=は、選手の平均年齢が過去5大会で最も高いことに選考などで巻き起こった批判を、W杯の結果で見返すと誓った。
静かに、確信を持ってMF香川は口を開いた。29歳で迎える自身2度目のW杯。W杯メンバー23人の平均年齢28・2歳は過去5大会に出場した日本代表と比べて最も高く、香川自身も平均を上回っている。年齢に対する周囲の批判は高まっているが「それは一人一人が勝ち取ったこと。十二分に誇りを持つべき」と持論を展開した。
脳裏に浮かんだのは4年前の光景だった。W杯ブラジル大会1次リーグ初戦のコートジボワール戦。1点を先行した日本だったが、後半17分に当時36歳のFWドログバが投入されると空気は一変した。その後4分間で2失点して逆転負け。「4年前のドログバじゃないけど、経験のある選手が絶対に重要になってくる。年齢は関係ない」と強気に話した。
2大会連続の背番号10は「活躍すれば称賛され、活躍できないと批判されるのは当たり前。一番は香川真司として何ができるか」。結果で雑音を封じる覚悟だ。