セルジオ越後氏、日本サッカー界に苦言「4年に1回、同じことが…」

 サッカー解説者のセルジオ越後氏が15日、文化放送のラジオ「The News Masters TOKYO」(月~金曜、前7時)にゲスト出演し、W杯ロシア大会を戦う日本代表や、日本のサッカー界に辛口の提言をした。そもそも4年に1度の大会を戦う度に「同じことが起きていて」と反省を生かせていないと苦言を呈した。

 「4年に1回、同じことが起きていて…」と語るセルジオ氏。いわく、1次リーグを突破できなかったブラジル大会の反省が生かせていないといい、「負けても負けても『ドンマイ、ドンマイ』で、結局、同じ準備、同じ繰り返しの強化をやっているところに、やっぱり4年4年だけではね、いずれダメになるんですよね」と厳しい言葉を並べた。

 これが「若い選手、若いスターがずっと誕生しなくなった」という事態につながったと訴えた。

 今回のメンバーでは井手口陽介、浅野拓磨といった若い選手がリストから漏れた。「次の世代に(チャンスを)与えないといけない。(以前の自身の発言で)サッカー部と言ったのは、大学で4年生が卒業したら1年生にチャンスを与える。そうじゃないのね。年齢関係なく争わせなくてはいけない」と選手選考のあり方に再考を求めた。

 19日にはコロンビアとの初戦を迎える。セルジオ氏は「4バックじゃなくて、できたら10人で守るっていう。ゴール前のプレーじゃなくて、要するに引いて一生懸命」と専守防衛すべきだと提言していた。

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