慶大・柳町達外野手、巨人・亀井とかぶる野球センス
元阪神スカウトの菊地敏幸氏は、柳町達外野手(3年・慶応)の野球センスを絶賛した。今季も主軸として46年ぶりとなるリーグ3連覇を狙ったチームをけん引。惜しくも優勝を逃したが、最終節の早大戦は3試合で6安打をマークするなど存在感を示した。
同氏は左の好打者を「(巨人の)亀井選手の大学時代のイメージとかぶります」と評価した。打撃技術は大学生でも屈指。来秋ドラフト候補としても名が挙げられている。
プロへアピールするためにも、同氏はしぶとさや執念が必要だと指摘した。「もうひとつ自分の意識を高めて、チャンスでは絶対に自分で返すと、そういった意欲を持ってやってほしい」。大学ラストイヤーとなる来年も慶大の顔として、チームを引っ張っていく存在に変わりはない。
◆菊地敏幸(きくち・としゆき)1950年生まれ。法政二から芝浦工大を経てリッカー。ポジションは捕手。89年にスカウトとして阪神入団。藪、井川、鳥谷らを担当。13年限りで阪神を退団した。