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イチロー「特別な一日」移籍即古巣撃ち

2012年7月25日

　マリナーズ戦の三回、素振りをしながら、ヤンキースでの初打席を待つイチロー（共同）

　新天地で選んだ背番号は「３１」。プロ入り以来、背負ってきた「５１」は空き番だったが、ヤ軍の黄金時代を築いたＢ・ウィリアムズが０６年までつけていた。「５１番は確かに僕にとって特別な番号ですけど、現段階では僕の方からお断りというか、とてもつけることはできない」と恐縮。新番号については「フィーリングでしょうね。『１』っていうのは欲しかった。響きとサインを書いたときのバランス」と説明した。

　試合開始約４時間前にトレード発表。２０分遅れで全体練習に合流した激動の１日を勝利で締めた。

　「このゴッチャゴッチャの中で一応プレーできたので、そういう意味でも自信になるかな。バタバタでしたから。精神的にもずっとハラハラしてた１日なので、今日の１日は大きいですね」

　メジャー１２年目。新たなチーム、新たな背番号でイチローがその第一歩を踏み出した。

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