「レイズ５‐３マリナーズ」（２４日、セントピーターズバーグ）

　前日に１０年連続２００安打を達成したマリナーズ・イチローは、達成から一夜明け「生涯で（祝福）メールが一番多かった」と明かした。前夜には友人や弓子夫人らと祝杯を挙げ、「ささやかなんですけどね」の言葉に少しだけホッとした気持ちをのぞかせた。

　だが、いつもと違うのはここまで。この日、球場入りした時点では既に通常の緊張感に戻っていた。普段通りに入念な準備をして試合に入り、安打を積み重ねた。「（例年の２００安打翌日と）変わらないというか、ゲームは待ってくれないですからね。僕は（試合のために）ここに来ているんだし」。さらっとした口調同様、いつもと変わらないイチローがいた。（セントピーターズバーグ共同）