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勘三郎 集中治療室で治療してた

2012年11月15日

 歌舞伎俳優の中村勘三郎

 歌舞伎俳優の中村勘三郎

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 勘三郎は約2カ月もICUでの治療を続けていることになるが、あくまで緊急事態に備えて24時間態勢を取るため。また、ARDSには有効な治療薬がないため自然治癒を待つしかなく、必然的に治療が長期間に及ぶ形となったという。田中社長は「ICUと言ってもそんなに大げさなことではありませんよ」と説明した。

 田中社長が病院に勘三郎を訪ねた際には、直接会話も交わしている。「『来年(4月)の歌舞伎座のこけら落としには出演したい』と話してます。リハビリが必要ですが、本人は前向きですよ」と明かした。病との闘いが続く勘三郎だが、舞台復帰へ強い意欲を持ち続けているようだ。

 田中社長は手術が約12時間の開胸手術だったことも明かした。通常なら8時間程度で終わるものだが、1・5倍もの時間が掛かったのは、「上半身をはだけることもある仕事なので、先生が傷痕が残らないように丁寧に縫ってくれた」ためという。がんの転移については「手術後はがん細胞はどこにも見つかってないですから」と重ねて否定していた。この日、京都・南座で舞台に出演した姉の女優・波乃久里子(66)は本紙の取材に対し「(勘三郎は)大丈夫よ」とだけ話し、足早に劇場入りした。

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