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球児が虎と決別宣言　ダルに助言受けた

2012年12月14日

　シカゴ・カブスの帽子を置き、笑顔で会見する藤川（撮影・西岡　正）

　虎の球児から世界の球児へ‐。そのハードルは計り知れないほど高い。右腕への期待は大きいが、守護神のポジションが確約されているわけではない。だが、一切の不安は見せず「シカゴのファンが喜んでくれ、そのなかでポジションが勝ち取れれば」と、守護神へのこだわりも口にした。

　マウンドやボールなど、日本とは異なる環境にも適応する必要がある。だが、心強い“味方”もいる。ダルビッシュと会食したことを明かし「球児さん、いいの（方法）がありますよ」と、ボールのなじませ方について助言をもらった。レッドソックスへ移籍する上原とも連絡を取り「積極的に頼りたい」と話した。

　覚悟は新背番号１１にも表れている。阪神時代の「２２」は岡田監督から「大魔神になれないかもしれないが、小魔神くらいになれるかも」と言われ、背負ったものだ。今や日本を代表するクローザーとなったが、自分自身の評価は「勝負どころでもっといい投球ができた」。まだ“半人前”という思いから、２２の半数である１１を選択した。

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