気温の上昇に伴って年末のボートレース賞金女王を目指す戦いも、さらにヒートアップしてきた。若松女子リーグを制したのは山口の美人レーサー・佐々木裕美。予選をトップで通過すると優勝戦もインから力強く逃げて今年初Ｖを飾った。若松はＧ１女子王座決定戦（７月３１〜８月５日）が開催される舞台。今回の優勝で同大会の優先出場権を手にしただけに、夏の大一番でも満開の裕美スマイルが見られるか楽しみだ。

　横西奏恵、田口節子ら女子の一線級が勢ぞろいして注目されたのが桐生オール女子。その激戦を制したのが三浦永理だ。インから押し切って今年初優勝。次代の女王と期待される実力者がマネークイーン奪取へ向けて調子を上げてきた。

　男女が半分ずつ出場して、それぞれ優勝者を決定する男女Ｗ優勝戦も行われ、江戸川では谷川里江がフライング２本持ち（Ｆ２）のハンディをはね返してＶ。下関では地元の片岡恵里が２コースから差して、０８年１月津以来となる通算２度目の優勝を飾った。また、日高逸子は４８歳以上の選手が出場するＧ１名人戦で男子の強豪相手に堂々と予選突破を果たす活躍を見せた。