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【ダービー】ブリランテ、ひと味違う

 東京競馬場に到着し馬房でくつろぐディープブリランテ(撮影・三好信也)
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 東京競馬場に到着し馬房でくつろぐディープブリランテ(撮影・三好信也)

 「日本ダービー・G1」(27日、東京)

 全ては折り合いをつけるため‐。今回のディープブリランテは、ひと味もふた味も違う。

 中間は騎乗停止中だった岩田がつきっきりで馬とコンタクトを取った。貝澤厩務員が26日、「“運動から乗りたい”と言ってくれて、土日も乗ってくれました。それまでは乗せると気合が入る感じだったけど、運動からまたがることがいつものパターンになったことで、落ち着いた走りができるようになった」と満足げな表情で語る。これまで以上に主戦がパートナーと接することで馬がリラックス。レースの走りに直結することが期待される。

 馬具もひと工夫を施した。「特殊なハミ。普通のハミだと折れ目がそのまま当たるので、それを嫌がって頭を上げるのかなと。口の中は柔らかいし、口当たりは大事だから。ウオッカも一時期使っていたそうですよ」。調教で手応えを得ているが、実戦でもリズム良く運べることを願った。

 決戦前日の土曜、午前11時59分に府中へ到着。慣れた輸送を無事にこなし、リラックスした姿で馬房に収まった。「今までで一番いい状態だし、一番仕上がった。体つきが変わって、筋肉の塊ですよ」と満面の笑み。早くから“ダービー候補”と言われたほどの逸材。「満足のいく競馬はしていないですから。折り合いがついてスムーズな競馬を」。2着や3着はいらない。頂点をつかむ。

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