「関東オークス・交流Ｇ２」（１３日、川崎）

　ふさわしいステージで復帰戦を迎える。白毛馬として注目を集めるマシュマロが、重賞レースに初挑戦だ。全姉は０８年の覇者ユキチャン。カクテル光線を浴びながら８馬身差の逃走劇を演じ、日本の競馬史上初めて、白毛馬として重賞Ｖを飾った。姉妹同一重賞制覇を目指し「新馬を勝った時から、目標にしていたレースのひとつ」と高島助手は楽しみにする。

　デビューから（１）(5)（１）着と好発進したが、その後のヒヤシンスＳ、忘れな草賞ではともに１０着に敗れた。「春先はデリケートで難しいところがあった。夏を越せばボリュームが出てくると思うが、今では追い切った後でも馬体減りをしなくなった」。短期間のリフレッシュが心身両面にプラスの成長を促したようだ。

　万全を期す。「輸送はこなしているし、２１００メートルも心配してません。ファンも期待していると思うので、きっちり仕上げていきたい」。競馬史に残るＶで、新たな“白毛伝説”をスタートさせる。