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「宝塚記念・G1」(24日、阪神)
迫力満点の豪快リハだ。ルーラーシップは20日、栗東芝で3頭併せ。5Fで4馬身先行したリベルタス(4歳1000万下)を追走、5馬身後方にトーセンケイトゥー(4歳500万下)が続く形でスタートした。直線は2頭の真ん中に入っての併せ馬。ラストは自らハミを取って、内のトーセンに2馬身先着、外のリベルタスと並入した。5F61秒4‐35秒4‐12秒1。ダイナミックなフォームが好調ぶりを伝える。
「(併せ馬をした)ほかの馬からすると力があり過ぎたのかも。十分にできているし、いい状態だと思う」と角居師も満足げな表情だ。前走で香港G1・クイーンエリザベス2世Cを圧勝。帰国初戦となるが「馬が大きくなって帰ってきたのでいい感じでこられた」と“不安なし”を強調した。
前走はこれまでとは一変。大きなフットワークゆえに外を回るレースが多かったが、内から鮮やかに突き抜けた。「馬込みでも走れる器用さを走りのなかに取り込めるようになった。精神的にも肉体的にも成長して動かしやすくなっている」。1年前は5着に敗れたが、全能力を発揮できるようになった今年は違う。
凱旋門賞・仏G1(10月7日・ロンシャン)にも登録済み。国内G1初Vを決めれば無条件で海外挑戦が現実のものとなる。「勝たなきゃいけないと思っている」。国内最強の座を手にして、超良血馬が再び世界に目を向ける。
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