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ロンドン五輪に出場するサッカーのU‐23日本代表の関塚隆監督(51)が17日、五輪本大会で3人まで招集できるオーバーエージ(OA=24歳以上)枠の活用法について、一例と前置きした上で「五輪出場経験がある選手」と私見を述べた。補強ポイントと五輪出場歴、年齢制限のないA代表級などを総合すると、MF遠藤保仁(32)=G大阪、MF阿部勇樹(30)=浦和、DF今野泰幸(29)=G大阪=らが予想される。
23歳以下の選手に経験を積ませるべきか、OA枠を活用すべきか。永遠の議論に、関塚監督は「いい経験を(全体に)させられるならOAを使いたい。(大会に)参加するだけで意義があるんじゃないと思う」と断言。「アジアは(最近)メダルに手が届いていないので、予選突破だけが目標じゃなくそこを目指して」と、メダル奪取を宣言した。
必要な選手の一例として、「五輪の出場経験」を挙げた。「一つのたとえ」と断言はしなかったが、「出場経験がある選手が入るだけで違ってくると思う」と効果を期待した。過去には原技術委員長が「A代表に選ばれていない人がふさわしいか分からない」と発言しており、五輪出場経験者でA代表級の実力者がOA候補の条件となりそうだ。
U‐23日本代表のDF浜田(浦和)は「センターバックとボランチが弱いと言われている」と奮起を誓っている。以上を踏まえると、04年アテネ大会に出場し、両ポジションを高いレベルでこなせる阿部と今野が、有力な候補として浮かび上がってくる。また、OA枠の有力候補の遠藤も00年シドニー大会に予備登録選手として同行しており、経験者として効果を発揮しそうだ。
ただ、今後はA代表のザッケローニ監督や、Jリーグの各クラブとの交渉が課題となる。実現の可能性については、指揮官は「僕の権限以上のことなので、僕の口から話すことではない」と慎重だった。
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