ホーム > スポーツ > ロンドン五輪バックナンバー

フェルプスがV、今季世界最高で五輪へ

 男子200メートルバタフライを制し、声援に手を振るフェルプス(AP=共同)

 「競泳・ロンドン五輪米国代表選考会第4日」(28日、オハマ)

 男子200メートルバタフライは北京五輪8冠のマイケル・フェルプスが1分53秒65で優勝し、五輪代表に決まった。五輪で松田丈志(コスモス薬品)と金メダルを争うとみられるフェルプスは、昨年の世界選手権優勝時より0秒31遅いタイムだった。女子200メートル自由形はアリソン・シュミットが世界歴代2位の1分54秒40で制し、17歳のメリッサ・フランクリンが2位だった。

 今季世界最高のタイムにも表情を崩さなかった。フェルプスは男子200メートルバタフライで当然のように圧勝したが「これじゃあ(五輪で)金メダルは取れない。もっと速く泳がないといけない」と苦笑いを浮かべた。

 100メートルの通過では2番手だった。力みの少ない、ゆったりとしたフォームで後半に抜け出し、2位に1秒47の大差をつけてゴール。ただ、最後の50メートルは30秒32を要した。接戦でなかった影響もあるだろうが、昨年の世界選手権決勝で松田を突き放した時の29秒92と比べると物足りない。

 勢いに陰りが見える「怪物」に、本番で松田が付け入る隙は十分にありそうだ。

(2012年6月30日)

ソーシャルブックマーク・RSS・google+1・twitter・Facebook







Copyright(C) 2011 デイリースポーツ/神戸新聞社 All Rights Reserved.
ホームページに掲載の記事、写真などの無断転載、加工しての使用などは一切禁止します。ご注意下さい。
当サイトは「Microsoft Internet Explorer 4.x」「Netscape Navigator/Communicator 6.x」以上を推奨しています
Email : dsmaster@daily.co.jp