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女子バスケ日本、五輪出場決定戦へ

 第4クオーター、シュートを放つ大神(共同)

 「女子バスケ・五輪世界最終予選第3日、日本79‐70プエルトリコ」(27日、アンカラ)

 1次リーグ最終戦を行い、2大会ぶりの五輪出場を狙う日本は79‐70でプエルトリコを下し、1勝1敗のA組2位で8強による五輪出場決定戦に進んだ。負ければ五輪行きがなくなる一戦で、エース大神雄子(JX)が17得点、間宮佑圭(JX)が両チーム最多の29得点を挙げた。29日の決定戦で、B組1位のチェコに勝てば五輪出場権を獲得。決定戦は勝った4チームが出場権を手にし、負けた4チームは最後の1枠を目指すトーナメントに回る。

 大神が値千金の働きを見せた。30‐28の後半、序盤に連続シュートを決められ、初めてリードを許したところで、エースにスイッチが入った。鋭いドリブルで相手のバランスを崩し、ミドルシュートを次々に決めた。第3Qだけで11点。流れを引き戻した。

 右足甲の疲労骨折で3月に手術を受け、懸命のリハビリで間に合わせた。敗れたトルコ戦は4点に終わった。この日も前半は4点止まり。それでも「いつかは感覚が戻ると思っていた」と、自信は揺らがなかった。

 チェコに勝てば、2大会ぶりの五輪出場となる。17点を奪い、復活をアピールしたエースは「勝ちたいという気持ちを出して、挑戦者として戦う」と力強く誓った。

(2012年6月29日)

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