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佐々木監督、なでしこを“男漬け”に

 米国‐カナダ戦を視察するため出国した佐々木監督

 女子サッカー日本代表の佐々木則夫監督(54)が29日、30日に米国で行われる親善試合・米国‐カナダを視察するため出国した。欧州組は7月2日から東京近郊で自主練習を開始。人数不足解消と欧米対策のため「母校の帝京高校に来てもらうことになりました」と、監督の母校・帝京高校の男子部員15人前後が参加することを明かした。

 国内組が合流する9日からの合宿も、男子大学生の参加が決まっている。11日の壮行試合(オーストラリア戦)以外は“男漬け”の日々。「ガンガンやってもらえればいい。けがしてもかまわない」と過激な言葉も飛び出した。

 スウェーデン遠征では、体格で日本を上回る米国に1‐4と大敗。五輪初戦で当たるカナダも身長175センチのFWシンクレアを擁する。「シンクレアだって男子並みですから。一発でやられたらもったいない」と警戒を深めた。先輩から後輩に受け継がれる“帝京魂”も、金メダル獲りをアシストする。

(2012年6月30日)

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