「ナビスコ杯、浦和３-０広島」（２７日、埼玉ス）

　１次リーグ最終戦を行い、Ａ組の浦和は広島に３‐０で快勝した。Ｃ大阪は鳥栖に５‐０で、仙台は磐田に４‐０で圧勝し、ともに準々決勝に進んだ。３チームが勝ち点１２で並んだものの、得失点差でＣ大阪が１位、仙台が２位となり、磐田は敗退した。Ｂ組で既に８強入りを決めていた同士は鹿島が清水に２‐１で勝った。準々決勝は名古屋‐清水、ＦＣ東京‐仙台、柏‐Ｇ大阪、Ｃ大阪‐鹿島の顔合わせで７月２５日、８月８日に実施する。

　ロンドン五輪代表候補の浦和ＤＦ浜田が、本大会１８人枠入りへ完封でアピールした。１次リーグ敗退後の消化試合だったが、３バックの右で先発。ＭＦ野田の浦和初ゴールなどによる得点を守り切り、３‐０の勝利に貢献した。

　オーバーエージ枠に関して、吉田（ＶＶＶフェンロ）と徳永（ＦＣ東京）をセンターバックで使われ、代表入りは当落線上。「勝てたのはよかった」と笑顔を見せながらも「アンパイなプレーしかしてなかった。上がることとか、縦パスとか（なかった）」と、慎重になり過ぎたことを気にしていた。

　代表で同ポジションの鈴木大（新潟）が同点ゴールを決めたのを試合直後にチェックした。ライバルの動向は頭から離れないが、代表発表の７月２日まで人事を尽くして天命を待つ。