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メダル獲得で「イケシオ杯」創設よ

 ユニオンジャックをバックにピースする池田・潮田組

 ロンドン五輪出場権獲得が内定したバドミントン混合ダブルスの池田信太郎(31)、潮田玲子(28)=日本ユニシス=が1日、都内で会見した。日本唯一の混合ダブルス専門ペアとして五輪レースを勝ち抜いた2人は、本番でのメダル獲得に意欲。バドミントン協会の今井茂満事務局長(62)はメダル獲得の場合、全国レベルでは初となる混合ダブルス大会『イケシオ杯』創設を示唆した。

 日本唯一の混合ダブルスのスペシャリストとしての意地がある。世界ランクは11位。それでも出るだけで終わるつもりはない。会見に臨んだイケシオは「日本のミックスがここまできたことを示したい」(池田)、「日本のバドミントン発展に繋(つな)げるためにも、ロンドンの結果が大事。メダルを視野に入れてプレーする」(潮田)と、力強くメダル奪取を誓った。

 日本では混合ダブルスの普及は遅れており、大半の選手が男女ダブルスと並行して競技しているのが実情。実際、イケシオも、この4年間、練習相手の確保すらままならなかった。バドミントン協会の今井事務局長は「メダルなら混合ダブルスの大会を作ってもいいと思うし、そういう大会があるべき」とメダル獲得の場合、普及に向け『イケシオ杯』創設を示唆。それを聞いた潮田も「『イケシオ杯』、いいですね」と、笑顔で話した。

 “オグシオ”解散からの4年は、潮田にとって平たんな道ではなかった。「“オグシオ”さんと言われることに抵抗もあったし、そこを上回る成長をしないといけないと思ってやってきた」。いばらの道を突き進んできた底力を、ロンドンで示してみせる。

(2012年5月7日)

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