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女子ライト級・釘宮“内山魂”で五輪目指す

 ファイティングポーズを取る内山(右)と釘宮

 ボクシングのWBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(32)=ワタナベ=が3日、母校・花咲徳栄高ボクシング部の練習場で行われた合同練習に参加し、アマボクサーを指導した。女子ライト級でロンドン五輪出場を目指す釘宮智子(平成国際大)にアドバイスを送り、内山魂を注入。同校OBの日本&東洋ウエルター級王者・渡部あきのり、日本スーパーライト級・岩渕真也も指導にあたった。

 “ノックアウト・ダイナマイト”が“絶対女王”に闘魂注入だ。釘宮の平成国際大と花咲徳栄高のボクシング部はともに木庭浩介監督が指導し、練習場も同じ。内山と釘宮は木庭監督から指導を受けた“きょうだい弟子”だ。

 全日本で4度の優勝を誇る“絶対女王”の釘宮を、内山は「性格が素直で強気。根性が備わっている」と精神面を絶賛。「センスもある。2週間ほど前にマスボクシングをしたときは、思った以上に速くて、本気になってしまった」と技術面も高く評価する。

 妹弟子は、ロンドン五輪出場権をかけ、世界選手権(11日開幕、中国・秦皇島)に挑戦する。内山は「臆さないこと。海外の選手は強いな、とか思わないこと。ボクはそれで五輪に出られなかった。普段通りやればいける」と、経験をもとに、大舞台で力を発揮するアドバイスを送った。

 釘宮は「五輪に出られるのは12人なので、出場できればメダルは近い。内山選手の言葉を胸に全力を出したい」と奮闘を誓った。「内山選手のように一発で倒せるパンチを身につけたい」と、得意の左ストレートに磨きをかけてメダルを狙う。

 内山も7月16日に故郷の埼玉県・春日部市で5度目の防衛戦に臨む。相手は未定だが「やることは決まってるので気持ちは入っている」と臨戦態勢。V5を達成し、ロンドンにつなぐ。

(2012年5月3日)

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