のりさん、得点王なら文句なしでしょ？ＩＮＡＣ神戸の星川敬監督（３５）が７日、兵庫県内での練習後、ＦＷ京川舞（１８）のロンドン五輪メンバー入りを強力プッシュした。

　「五輪は一番結果を出した人間が選ばれるべきで、得点王が代表に選ばれない理由はないと思う」。星川監督は京川のフル代表入りについて、理路整然と持論を語った。強い推薦のあて先はもちろん、なでしこジャパンの佐々木則夫監督だ。

　ロンドン五輪出場を熱望する１８歳は、佐々木監督が視察した前節の千葉戦で４戦連続ゴールを決め、計５得点で得点ランクトップを走る。Ｕ‐２０代表のエースは、フル代表入りへアピールを続けるが、星川監督は千葉戦後の会見で「（決定機を）外しすぎ」とあえて京川を酷評した。

　だが、これも愛情の裏返し。開幕前に「前半の数試合は京川を使う」と話していた指揮官はこの日、「実際に京川以外は４戦連続で得点をとっていない。素晴らしいこと。全部、普通に使う」と全試合先発を明言した。

　「五輪はベストの１８人が行くべき」。星川監督は自慢の得点王をなでしこジャパンに送りこむ。