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国籍を変更してロンドン五輪男子マラソンのカンボジア代表に選ばれながら、参加資格が認められず出場不可能になったタレント・猫ひろし(34)が9日、2016年のブラジル・リオデジャネイロ五輪への再挑戦を表明した。東京・木場でパーソナリティーを務めるラジオ番組「キバRunラジオ」に生出演した猫は「リオデジャネイロ行きますよ!!4年後、カンボジア選手としてやります」と明言。ロンドン消滅の悔しさは胸に秘め、きわめて明るく振る舞いながら強い“覚悟”を示した。
気持ちを奮い立たせた。ロンドンの夢はまぼろしとなったが、視線は早くも4年後のリオに向いていた。
“時の人”の生出演。いつもは閑散としたガラス張りのラジオブース前には、報道陣やファン30人が集結した。国際陸連の改定規則に抵触して参加資格が認められなかった猫は番組冒頭、「オリンピック、ダメになっちゃいました」と報告。それでも、吹っ切れたような明るい表情で、持ちギャグ「ニャ〜!!」のポーズを披露した。
絶対に五輪はあきらめない。表情を引き締めると、「4年後、39歳ですけど、体がもつなら、リオデジャネイロ行きますよ!!カンボジア選手としてやります」と再チャレンジを宣言。この日もトレーニングは欠かさなかったといい、「ここから裸一貫で頑張ります」と言葉に力を込めた。かねて「ロンドン五輪出場がかなわなくても、日本国籍に戻すつもりはありません」と明言してきたが、有言実行の覚悟をみせた。
“ルールの壁”に泣いたが、スポーツマンらしく恨み節は一切なかった。逆に芸人として悲劇を笑いに変えてみせた。
「夏の仕事がどんどん入ってきてるんです。(ロンドンで)走るはずだった日の、8月12日に(お笑いステージの)営業とか、事務所の電話が鳴ってるんですよ」と一夜で激変した状況をネタにした。
もちろん、ショックは完全には癒えていない。リスナーからの「今の気持ちは?」という質問に「率直に悔しいです。残念です」と“本音”を漏らす場面もあった。リベンジの舞台はリオデジャネイロ。“チュマールひろし”が突っ走る五輪ロードは、2016年まで延長された。次こそ、カンボジア代表の座を真正面からつかみ取るつもりだ。
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