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柔道浅見“ヒップ力”強化で2強対決自信

 会見で笑顔を見せる浅見八瑠奈(左)と福見友子(撮影・栗木一考)

 「柔道全日本選抜体重別選手権」(12日開幕、福岡国際センター)

 前日会見が11日、福岡市内で行われ、女子48キロ級の“2強”浅見八瑠奈(24)=コマツ=と福見友子(26)=了徳寺学園職=が決勝での最終決戦へ火花を散らした。

 世界選手権2連覇などの実績から浅見が優位。だが、1月のマスターズ大会前にヒザを負傷し、決勝で福見に惜敗。4カ月ぶりの実戦だが、その期間を有効に使った。

 浅見は「いい期間だった。今までできなかった下半身、特にお尻の筋肉をチューブ・トレーニングで付けた。技を掛けたときに崩れない。背負い投げも投げられる」と、ケガの功名で“ヒップ力”を強化していた。

 谷亮子に代わる新時代の女王は「福見さんはライバルというより尊敬する方。負けてもいいくらいの気持ち。でも勝ちたい。五輪に出たい。後悔なく戦う」と言い切った。

(2012年5月12日)

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