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バルセロナ「金」吉田、現役復帰に意欲

実業団の監督として代表合宿練習に参加した吉田秀彦(右)。篠原信一代表監督(左)と選手に鋭い視線を向ける

 バルセロナ五輪柔道男子78キロ級金メダリストで、駐車場企業『パーク24』の吉田秀彦監督(42)が21日、都内で公開されたロンドン五輪男子代表選手の練習に実業団指導者として参加。81キロ級代表の中井貴裕(21)=流通経大=が来春のパーク24入社を表明したことを受け、「来てくれたらありがたい」と歓迎した。

 ともに愛知・大府市出身。吉田監督は「同じ道場なんです」。同郷の中井は地元にある大石道場で吉田の後輩だった。66キロ級代表の海老沼匡(パーク24)に続き、門下生となる中井がロンドン出撃。吉田監督は「中井はしつこさが身上。81キロ級は五輪でも混戦。誰が上がってくるか分からない。チャンスがある」とメダル獲得を期待した。

 今年9月には東京・目黒にパーク24の道場が完成予定。環境は整う。02年夏、国立競技場のリングでホイス・グレイシーを撃破するプロ格闘家デビューを飾って10年。柔道という原点に返った吉田は選手として競技者登録が可能となる来年4月の現役復帰も目指す。「全日本選手権に出たいんですよ。来年の大会には間に合わないけど、昔の実績で出られたらね」と笑顔で熱い思いを語った。

(2012年5月22日)

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