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ディーンの父、7年ぶりロンドン里帰り実現

 スタンドで観戦する父・ジョンさん(右上)と兄・大地さん(左下)=撮影・出月俊成

 「陸上日本選手権第2日」(9日、長居陸上競技場)

 男子やり投げが行われ、ディーン元気(20)=早大=が84メートル03を投げ、12連覇中だった村上幸史(32)=スズキ浜松AC=をわずか8センチ差で抑え、初優勝を飾った。ディーンはこれでロンドン五輪代表に内定。村上も代表入りが濃厚となった。

 ディーンが五輪出場を決める84メートル03をマークした瞬間、スタンドで父・ジョンさんは親指を立てる“サムズアップ”でうなずいた。「とても幸せ。彼はグレートチャンピオンだ」と絶賛。「私は阪神大震災前の93年までロンドンに住んでいた。騒々しくて好きな街ではないが、五輪ならOKさ」と、ご機嫌だった。

 母・博子さんは「元気は生後8カ月から中学2年まで毎年ロンドンに行っていた。中3から試合で行けなくなったが、今回は家族で行きます」と05年以来、7年ぶりとなる里帰りを明言。24歳の兄・大地さんは「初めての五輪。記録的には自己新が一番だが、楽しんで欲しい」とエールを送った。

(2012年6月10日)

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