サッカーのイタリア１部（セリエＡ）ＡＣミランのＦＷイブラヒモビッチの残留が再び微妙な状況となった。２８日のイタリア紙コリエレ・デロ・スポルトによると、代理人のライオラ氏が「その件については会長か副会長に聞いてくれ」とコメントし、残留を明言しなかった。

　欧州選手権にスウェーデン代表として出場したイブラヒモビッチは移籍について「ミランとの契約があと２年残っているので、それをリスペクトしたい」と話していた。しかしライオラ氏は「彼の将来について知りたいなら、ベルルスコーニ会長かガリアーニ副会長に質問してほしい。私は火の中に手を突っ込みたくないから」と騒動を避ける“逃げ”の態度で、移籍の可能性に含みを持たせた。

　今季２８得点を挙げ、セリエＡの得点王に輝いたイブラヒモビッチについては、これまでかつての師弟関係などから個人的に連絡を取っているモウリーニョ監督が率いるレアル・マドリード（スペイン）への移籍がささやかれていた。