スアレス2発!頼れるエース復活
2014年6月20日
W杯優勝経験のある3チームが同居し「死の組」ともいわれる1次リーグD組で、初戦を落としたウルグアイとイングランド。今大会の生き残りを懸けた重要な一戦は、ウルグアイがスアレスのチーム全得点を挙げる活躍などで、イングランドを2-1と振り切った。ウルグアイがW杯で欧州勢を破るのは、1970年メキシコ大会準々決勝のソ連戦以来、44年ぶりのことだった。
スアレスがエースストライカーにふさわしい働きで、1次リーグ突破に望みをつなぐ勝ち点3をもたらした。前半39分にヘディングで先制し、イングランドに追い付かれた後の後半40分には値千金の決勝点をマークした。
約1カ月前に左ひざを手術した影響もあり、1-3で敗れたコスタリカとの初戦は欠場した。チームの危機に際し、「たとえ(体調が)100%でなくても、チームに大きな貢献ができる選手」(ウルグアイのタバレス監督)という期待を背負って登場。リバプール(イングランド)で今季のプレミアリーグ最多の31得点という実力を、見事に母国のために発揮した。特に決勝点は、研ぎ澄まされた得点感覚を披露。ルーズボールにいち早く反応して強烈なシュートに持ち込んだ動きは、「ピストレロ」(ガンマン)の異名そのものの早業だった。
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