首位を取る戦い…オランダに一日の長
2014年6月24日
すでに1次リーグB組突破が確定していたチームの対決は、オランダがチリを2-0と下し3連勝で首位となった。敗れたチリは2勝1敗で2位。オランダは後半32分、交代で出場したばかりのフェルが最初のボールタッチで均衡を破ると、やはり交代出場のデパイがロスタイム2分にダメを押した。
決勝トーナメント1回戦で予想されるブラジルとの対戦を「何としても避けたい」(オランダのファンハール監督)ための戦い。この時点でA組の結果は未定だったが、B組2位なら、次の相手はA組首位が予想されるブラジルが濃厚。首位となって、A組2位となりそうなメキシコかクロアチアと対戦したいと考えるのは当然だ。
オランダには得失点差で上回る余裕があった。今大会3得点のファンペルシーが警告累積で出場停止ということもあって、攻撃はロッベンらのカウンターアタックに頼り、自陣ではチリにスペースを与えない守備網を敷いた。スナイダーやワイナルドゥムらのMF陣は、チリのディアス、アランギスというセントラルMFを追い回して前線と分断し、エースのサンチェスはブリントが執ようにマークした。つぶし合いは、体格に勝るオランダの望むところだったろう。
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