「フランスはカモ」遠かった勝利
2014年7月5日
勝敗は最後の笛が鳴るまで分からない。これは確かにサッカーの真理であろう。しかし、その後の展開が早々に読めてしまう試合もたまにはある。それが、マラカナン競技場(リオデジャネイロ)で行われた準々決勝のフランス対ドイツだったのではないだろうか。
両国がW杯で対戦するのは、今回で4度目。初対戦となった1958年スウェーデン大会の3位決定戦で勝利して以降、フランスはW杯でドイツに勝てていない。
ともにW杯優勝国ながら、フランスは「ドイツ・アレルギー」を抱いているように見える。その発端となったのが、82年スペイン大会。準決勝で西ドイツ(当時)と激突したフランスは延長戦の前半途中で3-1とリードしたものの、追いつかれる。そして、W杯では初めてとなったPK戦で涙をのんだ。まさかの結末は、トラウマとなって今もフランスを苦しめているのだろうか。
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