奇策があだに…オランダPK戦に散る
2014年7月10日
準々決勝で打って出た奇策。結果的には、それが裏目に出たのではないだろうか。
オランダが2大会連続4度目の決勝進出を目指し、アルゼンチンと相対した試合は、0-0のまま延長戦を終えた。準々決勝のコスタリカ戦に続き、オランダの運命はまたしても約11メートルを挟んでの神経戦、PK戦へと委ねられることになった。
コスタリカ戦では、トップレベルの試合ではまずお目にかかれない光景があった。PK戦のためにGKをシレッセンから、控えのクルルに替えたのだ。そして、そのクルルが見事にシュートを2本止めて、勝利を収めた。オランダのファンハール監督からすれば「俺の采配、冴えているだろう」といったところだっただろう。ところが、自信家で知られるこの指揮官も2試合連続でPK決着になるとはまさか考えていなかったはずだ。
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