余裕の引き分け…フランス1位通過
2014年6月26日
ただし、初戦のホンジュラス戦(3-0の勝利)で20本、スイス戦で22本のシュートを放って快勝したことを考えると、決定力に一抹の不安が残る。再三のセーブが目立ったエクアドルGKドミンゲスが、この試合の最優秀選手に選ばれたものの、実際には今大会3得点と活躍のベンゼマらのシュートはほとんど彼の正面に飛んだ。
得点が生まれなくても「チャンスは多くつくったから心配はしていない」と言う監督もいる。フランスの場合は、メンバーを大幅に変えたことが原因なのか。再びベスト布陣で臨むことが予想される決勝トーナメントの戦いが注目される。
エクアドルは、初戦のスイス戦の逆転負け(1-2)が痛かった。実質的に2位を争うスイスが最終戦でホンジュラスを破る可能性が高く、勝利が何としても欲しいフランス戦は「決勝のような試合」(ノボア)。守備のブロックを築き、最前線にE・バレンシアを置いて、やはり今大会3得点の決定力に懸けたが、サポートが薄く孤立した。持ち味のサイド攻撃を担う存在として期待されたA・バレンシアの退場処分も誤算。終盤に思い切った攻撃に出たが、時すでに遅かった。
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