「レ・ブルー」何かを起こす予感
2014年7月1日
同じことは繰り返される。06年ドイツ大会で準優勝したが、10年南アフリカ大会ではまたも1次リーグ最下位。この時は主力のアネルカがドメネク監督に暴言を吐いて代表から追放。この処分に抗議した選手たちが大会中の練習をボイコットするなどおよそプロらしからぬ行動を取り、チームは崩壊した。
アフリカ系も含め、多民族で構成されるチーム。それをまとめるには、鬼軍曹のような厳しいリーダーが必要だ。初優勝を飾ったときの主将デシャン監督が指揮を執る今回のチームは、集団の輪を重視する。起用に対する不満を隠さないナスリを最終登録メンバーから外した時や、大会直前に故障したリベリを他の選手と入れ替えた時に、躊躇を感じさせなかったのはそのためだろう。
リベリのいない今大会のフランス代表で、スターと呼べるのは、主将のGKロリスとFWベンゼマくらい。そのなかで脇役がいぶし銀の働きを見せている。
ブラジルW杯コラムニュース
- ドイツ米大陸で優勝…歴史的な大会に(7月14日)
- ドイツ優勝…決勝で勝敗を分けたもの(7月14日)
- オランダに受け継がれる哲学(7月13日)
- 「裸のサッカー王国」大敗に「0」採点(7月11日)
- 奇策があだに…オランダPK戦に散る(7月10日)
- 閉じられた試合…アルゼンチン決勝進出(7月10日)
- 7月8日…ついに崩壊したブラジル神話(7月9日)
- 合理性貫き勝利…ドイツ7得点(7月9日)
- オランダとアルゼンチン鍵握るドリブル(7月8日)
- ブラジルに救世主は現れるのか(7月7日)
- 点取り屋の存在感…イグアインの反応(7月6日)
- 息詰まる真剣勝負…オランダ4強入り(7月6日)
- 「フランスはカモ」遠かった勝利(7月5日)
- ネイマール離脱…不安な王国攻撃陣(7月5日)
- 激闘続きの理由のひとつは好GKの存在(7月4日)
- ベルギー8強…エースの復活に期待(7月4日)
- 散歩する王者…老人のようなメッシ(7月2日)
- 「レ・ブルー」何かを起こす予感(7月1日)
- ドイツ体格的な優位性発揮できず苦戦(7月1日)
- すばらしき敗者…メキシコ代表(6月30日)
- 瞬時に完璧な判断!天才ロドリゲス(6月29日)
- 大会救ったセーブ…ジュリオセザール(6月29日)
- アジア勢惨敗…出場枠見直しも(6月28日)
- 余裕の引き分け…フランス1位通過(6月26日)
- 「サッカーの母国」前途は多難(6月25日)
- 抱いていた夢は妄想…これが日本の実力(6月25日)
- 首位を取る戦い…オランダに一日の長(6月24日)
- 考えない大切さ精魂つきるまで戦い抜く(6月24日)
- 若手が躍動「赤い悪魔」ベルギー2連勝(6月23日)
- アルジェリア快勝で悲願に前進(6月23日)
- 満足な引き分け…ドイツ-ガーナ(6月22日)
- 最後は個の力…メッシのロスタイム弾(6月22日)
- 小国が見せた驚き コスタリカの躍進(6月22日)
- なさすぎた勇気…ボール遊びだった日本(6月20日)
- スアレス2発!頼れるエース復活(6月20日)